ビジネスバッグの選び方

いまさら聞けないビジネスバッグに係わる疑問・回答『Q&A』

ビジネスバッグを買いに出かけて、違いが分からず店員さんに尋ねることも多々あることでしょう。本革や合皮、それに2WEYカバンや3WEYカバンなど。店員さんも知っているものとして説明をしてくる場面が多々あります。聞くに聞けない雰囲気に呑まれてしまい、「知ってます」と言わんばかりに頷いてしまったことはありませんか? そんな今更聞けない一般的な疑問をQ&A方式でまとめてみました。参考になれば幸いです。 Q.3WEYバッグって何ですか? A.手で持つこともできて、ショルダーバッグにもなり、リュック型でも使えるバッグのことです。また2WEYというものもあり、3種類の方法のうち、二通りの使い方ができるバッグのことです。

Q.皮と革の違いは? A.『皮=天然』であり革は「皮に脂を塗って防腐加工や艶を出したもの(なめし作業)」です。「なめし」で使われる脂も『植物性樹脂(タンニンなめし)』や『化合脂(クロムなめし)』に分かれます。一般的に植物性樹脂の場合は茶色系統になり、重みのある革になります。化合脂のほうは耐熱性や伸縮性がでます。

Q.ナイロンは安物というイメージがありますが、実際はどうなんですか? A. ナイロンは価格もピンキリです。ナイロンとは合成繊維のことですが、石油などから作られる線維です。ナイロンとはいっても様々な種類があります。バッグに使われるナイロンといえば『ナイロン6』が有名です。この数字は炭素の数によって分かれています。他にも『ナイロン6.6』や防弾チョッキにも使われる『バリスティックナイロン』、そしてナイロン6の3倍ほどの耐摩耗性のある『コードゥラナイロン』というものがあります。

Q.ネットで革のバッグを購入しようと思っています。大丈夫でしょうか。 A.革と合皮を見分けるのは非常に困難です。一目で分かる物もありますが最近は技術も進んでおり、普通の方が見分けるのは難しいと言わざるを得ません。使い続けてはじめて違和感に気付くという人もいます。購入しようとしている先が信用のあるところであれば別ですが、そうでないのなら専門店で購入したほうが良いでしょう。

Q.バッグの中が整理できません。何か良い方法はありませんか? A.どんなに綺麗にまとめても、歩いているうちにゴチャゴチャになってしまうことがあります。そこで私がお勧めするのは、100円均一などにある「ソフトケース」です。色違いで買い使い分けると良いと思います。

Q.トートバッグをビジネス用として使おうと思うのですが変ですか? A.そんなことはありません。男女問わずトーとバッグは人気があります。ただし重いものを持ち歩くのには適していません。それぞれの用途に合わせてバッグを変えるのも気分転換になるかもしれません。

Q.撥水加工を施してあるバッグを購入しようと考えているのですが、効果はあるのでしょうか? A.素材によります。ナイロン製であれば、あくまでも線維ですので長時間濡れる事になると浸透します。本革は水に弱いので脇に置き、合皮であればしっかりと防いでくれると思います。ただし、合皮の寿命は3年ほどです。長期での使用には適しておりません。ご自身にあったものをご購入ください。

就職活動でバッグを買うなら無地のビジネスバッグから選びたい

大学3年生となるとそろそろ就職活動が気になる時期に入ります。そして4年となったら就職活動が本格化します。スーツと靴。そしてカバン。この三点セットは外せません。スーツや靴についてはどこにでも情報がありますので困ることはありません。問題が就職活動中に使用するカバンです。グッチやシャネルなどの有名ブランドはもってのほか。カジュアルバッグもダメです。

リクルートバッグというものも出てきましたが、基本的にリクルートバッグというジャンルはありません。就職活動において無難なバッグという意味では「あり」ですが、就職活動のためだけに買うということに抵抗のある方も多いと思います。

そこで今回は就職活動だけでなく、その後も使えるビジネスバッグを紹介したいと思います。まずはリクルートバッグについて簡単に説明します。第一に履歴書が曲がらずに入ること。そして黒系の無地であること。最後に目立ちすぎないこと。この三点が揃っているものを一般的にリクルートバッグとして扱います。定義は店舗によって変わりますが、おおよそこのようなものでしょう。

一方のビジネスバッグには幾つかの種類がありますが、ほとんどはA4サイズの書類を曲げずに入れることができます。そういう意味でもリクルートバッグは、ビジネスバッグの中から就職活動でも使えるバッグを抜き出したものと同義だといえます。

結局のところ、ことさらにリクルートバッグを買う必要はないということです。ただし、勘違いして欲しくないのは、リクルートバッグの中から選ぶのが悪いといっているわけではありません。どうせ買うのであれば今後も使えるものを選びましょうということです。

リクルートバッグの値段は3000~1万くらいのものでしょう。ビジネスバッグも上さえ見なければ違いはありません。革製や革と近い合皮などは避けたほうが無難ですが、ナイロン製のバッグであれば問題ありません。注意点はブリーフ型のバッグで、かつ、自立するタイプであることです。

多くのポケットがついているものや、ゴツゴツとしたバッグさえ避ければ就職活動もビジネスバッグで通用します。あとは黒であればベストでしょう。まとめてみると、「黒色」の「ブリーフ型」で「自立」するバッグであれば問題はないということです。

以上のように就職活動となるとある程度の形は決まってしまいますが、ビジネスバッグでも十分に対応できます。リクルートバッグから選んでも良いのですが、折角ですから視野を広げて後々も使えるビジネスバッグから選んでみてはいかがでしょうか。

ビジネスバッグも考慮して探せば、きっとあなたの気に入るバッグが見つかるはずです。1年間を共に戦う仲間です。妥協をせずにしっかりと準備を整えましょう。

根強い人気を誇る職人魂の込められたビジネスバッグ『ポーター』

ビジネスバッグといえば、分厚くてゴッツイというイメージがあります。確かに一般的には間違いではありません。しかし、その中でも異彩を放つブランドがあります。1990年後半に一世を風靡したブランド『PORTER』です。「吉田カバン」とも言われます。当時のティーンエイジャーを中心に絶大な人気を誇りました。

その後ブームは去りましたが、2000年代に入っても根強いファン層に支えられ成長している日本のブランドです。柔らかくて手触りも良く、カジュアルバッグに限らずビジネスバッグとしても有名になりつつあります。

デザイン性も優れていますが、職人を育てることにも心血を注いでいるブランドです。裁縫技術も非常に高く10年経っても使えます。長く使える秘密は純和製にあるとみて良いでしょう。ポーターは海外に頼らず革作りから完成まで全工程が日本で行います。

日本の職人による魂の結晶。それがポーターであり、吉田ブランドです。日本の職人魂が集結しているから丈夫で、長持ちをするバッグが生まれます。また、シンプルでありながら、飽きさせないところもポーターの魅力でしょう。

このように純粋な日本製であるポーターですが、ビジネスバッグに焦点を当てると、ブリーフケース型のカバンの人気が高いようです。特に2WAY(手持ちと肩掛け)式のブリーフケースは人気があります。バッグによっては折りたたみ傘やペットボトルを個別に収納できるように設計してあるカバンもあります。

先にも書いたように、今でもカジュアルバッグとして見ている人のほうが多いと思います。ですがビジネスバッグとしても全ての面が優れています。『カジュアル&ビジネス』を思いのままに体現し、ビジネスバッグの世界でも台頭してきています。

この機会にビジネスでも私生活でも使える、別の意味で2WEYな吉田カバンを手元においてみてはいかがでしょうか。

用途に合わせて持ち替えたいビジネスバッグの全6種類を大公開

ビジネスバッグと一口で言っても様々な種類のバッグがあります。ただ、ビジネスバッグとカジュアルバッグの明確な境界性はありません。使用者に分かりやすいように分けられているだけです。あえて違いをいうなら、カジュアルバッグは見た目を重視しており、ビジネスバッグは機能を重視しているということでしょうか。

言い換えるなら「どのような使用用途で作られたバッグか」によって分けられるということです。カジュアルバッグにも様々な種類がありますが、今回はビジネスという場面で使用するバッグについて説明していきたいと思います。

まずは『ブリーフケース』と『ソフトブリーフ』と呼ばれる一般的な手さげ鞄です。どちらもA4サイズの書類をスッポリ入れることができる鞄のことです。ブリーフケースはナイロン製も多く、肩にも掛けられるようにホルダーがついていることもあります。この場合は手持ちと肩掛けもできるということで「2WAY」とも呼ばれます。

ソフトブリーフは角が丸くなっており、主に合皮や革が使われています。もちろんナイロン製も多いので、最近ではブリーフケースとソフトブリーフは見た目以外であまり違いはありません。

次は営業で活躍する『多ポケットタイプ』。こちらは収納力と使いやすさに優れています。アダプターや折りたたみ傘などを細かく分けて整理ができます。ナイロン製が多く、強度も高くなっています。一度使ったら他の鞄じゃ物足りなくなるという方も沢山います。

多ポケットタイプと同列で選ばれるのが『3WAY』と呼ばれるバッグです。手持ち・肩掛け・リュック型の三種類の持ち運び方ができるバッグです。自転車での通勤者が増えるにしたがって人気が高まってきたバッグです。多ポケットと同じように収納力も高く、需要は伸びるばかりです。

続いては、最近はめっきり見かけなくなった『アタッシュケース』です。堅牢・堅実な製品です。これをバッグのくくりに含めるかは悩むところですが、荷物を運ぶという点でバッグとして紹介しました。

最後は愛用者の多い『トートバッグ』です。ビジネスだけでなく、私生活でも使われるトートバッグですが、特徴は手持ちの紐が長いことでしょう。手さげ鞄というよりも肩に掛けるのが一般的かもしれません。近年は仕切りやポケットも付いており、機能的にも高くなってきています。自由度が高いのがこのトートバッグです。

ビジネスシーンにおけるバッグといえばこの6種類ということになります。どのバッグを選ぶかは個々によって判断基準が変わってきますので触れませんが、ニーズに合わせてそれぞれの用途に合致したバッグを選んでください。

用途で選ぶビジネスバッグ!決め手は3つの素材の長所と短所

ビジネスバッグを購入するときに素材について考えたことはありますか?本革派、ナイロン派、気にしない派、色々とあると思います。しかし用途に合わせて選ばなければ折角の鞄が早く傷むこともあります。専門的な話しは脇に置いて、簡単に長所と短所を見ていきたいと思います。

ビジネスバッグに使われている素材は、大きく分けると三種類に分類されます。本革、合成皮革、ナイロン。この三つです。

本革は、天然の皮に樹脂などの脂を塗ることで腐敗防止(なめし作業)した後のことです。つまりは「皮=革」ではありません。Before(皮) & After(革)といったところでしょうか。なめし作業にも種類があるのですが割愛します。

長所は使い込むほど手に馴染み、美しさが増すことでしょう。短所は鞄自体が重くなること。そして手入れが手間で水や湿気に弱いという点が挙げられます。最近は本革用の防水スプレーもありので御活用ください。

続いて合成皮革ですが、皮革と書いて「ひかく」と呼びます。レザーの多くは人工皮革とも言われ合成皮革の代表格でしょう。厳密に言えば、合成皮革と人工(人造)皮革は違います。ややこしくなるのでここでは触れません。大事なのは特徴です。

長所は安価でありながら、水に強く、種類が豊富であることでしょう。短所は長期の使用はできないということです。おおよそですが3年くらいで買い替えの時期が来ます。合成皮革の多くは、飲食店の椅子に多く使われています。本革との違いについてですが、現在は技術が進んでいるために本職の詳しい人でなければ見分けるのは難しいかもしれません。

一般的には匂いや表面を見れば分かるといわれます。しかし本物に精通していなければ見分けるのも困難です。騙されない為に本革を買う際には信用のおけるお店で購入する必要があるかもしれません。

最後にナイロンです。いわゆる合成繊維のことです。そしてナイロンとは言っても、「ナイロン6」や「ナイロン6.6」、など幾つかの種類があります。日本でナイロン製品といえば「ナイロン6」のことです。化学式で言えば6つの炭素のつながりということです。6.6は12個の炭素が繋がっていると思ってください。

炭素といえばダイヤモンドでしょうか。あくまでも炭素つながりでイメージしたのがダイヤモンドであり、ナイロンとは別物です。

長所としては強度と耐熱性が高く、特にバリスティックナイロンという素材は防弾チョッキなどにも使われています。ビジネスバッグにこだわらなければポリエチレンという高い強度を誇る素材もありますが、関係ありませんので脇に置いておきます。

短所はあくまでも線維ですので完全防水とはいきません。長時間は持ちません。あとは変色を起こしやすいことでしょう。

このように素材により長所と短所があります。以上のことを踏まえて、ビジネスという面から見ると、ナイロンがどの場面にも適しており、次は合成皮革。最後が本革という結論になります。しかし、見た目的には逆転し本革、合成皮革、ナイロンという順番になります。自身の用途に合わせて適した素材の鞄を選んでください。